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2024.04.07

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4/6(土)インターペット「(公社)日本獣医師会 特設ステージ講演」を聴いてきました。

インターペットで日本獣医師会のステージに登壇された原代表、ホント最高でした。

先ずこの日本獣医師会主催と銘打ったステージ、しかも司会役が凄い。その日本獣医師会の副会長でもあり、神奈川県獣医師会会長という最高権威が原代表を招き、大勢の聴衆と共に代表の話を聞いていた訳です。
人が流動する開放された(晒された)場所で、じっくり聞くのには決していい条件とはいえない会場だったこともあり、相当難しい条件下だったわけです。
が原代表は一つひとつの言葉をとてもはっきりと、丁寧な速度で聞きやすく語られました。

懸命に過酷な日々を生きた命たちと、それに寄り添い共に苦闘し続けてきた自身の記録。その時々に可能な限りの医療処置と最大のケア努力とを惜しみなく投じてきた代表が、生の言葉で語り、会場を見渡せばいつの間にか人だかりが膨らみ聴衆となって真剣な目を向けてた。
(現場の言葉が一つ一つ命を思う人達に直接届くのを見る思いがしてしまった。)
10年にも及ぶ神奈川動物愛護センターの殺処分ゼロの実績とその裏で続けられてきた苦闘、そういう話が淡々と進み、やがてお話は(殺処分ではない)安楽死という話に「高め」られ、そこに「ターミナルケア」という言葉が語られた。
(終末期医療:延命を目的とした治療を諦め、身体的・精神苦痛を除去し、生活の質(QOL)の維持・向上を目的とした処置のこと、だそうです)

限られた時間内にこの難しい話に持って行けるだけ聴衆の意識を高めたのは、話術なのか語り手が実践者だから出来たことなのか、・・・しかもあの場所で?!
最後は幸せにつなぐ譲渡によって、また新たしい保護への道が開かれる命のバトンの、そのループに触れ「いつの日かこの活動が終わるように」で結ばれた。

終盤、鳥海副会長の問いに答えDoOneGoodの高橋氏から「神奈川の動物保護環境が全国的視野で先進的である」旨の発言もあり、原代表こそはその功労者であったことが動かぬ事実として浮き彫りになった。

ターミナルケアは、10年の殺処分ゼロを超えた神奈川県だけが扉を開ける事ができる、動物行政の新たな段階。今そこまで来ているんだと理解しました。
とにかくこれを語られた原代表の姿勢が最初から最後まで非常に立派で堂々とされてて、なんとスゴい人かと、・・・ホント、感涙モノでした。(本当に感動で泣きそうになっちゃったよ💦😓)

超多忙な保護活動とお世話の日々の中で、ここまでには大変な努力をされたことと思いつつ立派に大役を果たされた事はまさしく尊敬に値するとあらためて感じ入ってしまいました。

ちなみに、神奈川県獣医師会の副会長先生や、同獣医師会の元理事の先生までが、わざわざビッグサイトまで応援に駆けつけてくださっていました。
(この先生達も、実際に愛護センターに何度も足を運び、行政の実情やアニプロの活躍をよくご存知の先生方だそうです)
アウェイの場所で神奈川の取り組みを説明する事に代表はかなり緊張されているようでしたが、きちんと代表の事を知っている、それも、とてもお忙しい立場の方々が、わざわざ応援に駆けつけてくださっている。
それらが全て、代表が長年活動を続けて来られた結果を物語っているのだと感じました。

そして代表は、今日も明日も明後日も、いつも通りにシニアの犬猫のケアをしている事でしょう。